第2話
ジオン自治共和国
モビルワーカー MW-01 01式
初期型
全高:16.7m/頭頂高:13.88m/全幅:14.6m

ジオン自治共和国が独立戦争開戦に向けて、ダーク・コロニーでデータ収集・開発が進められていた人型機動兵器の初期試作実験機。月面開発作業用の人型作業機械開発を隠れ蓑にしていたため「モビルワーカー」という名称で呼ばれていた。兵器のような洗練されたスタイルではなく、コックピットは剥き出しのままであり、外装にはウインチやライトなどが設置された作業機械的な無骨さが特徴の機体となっている。右手には解体作業用にも見える攻撃力を増加させるクローを、左腕には防弾用のシールドを装備。初期型ガンタンクを相手に戦闘実験が行われ、次世代の人型機動兵器としての新たな可能性を示した。頭部センサーには、単眼型可動式カメラである「モノアイ」を採用している。背部に配置された動力用融合炉が技術的な問題で大型であったため、機動性や運動性に難があり、融合炉の小型化が機体発展の課題となっている。


ジオン自治共和国
モビルワーカー MW-01 01式
後期型(マッシュ機)
全高:16.7m/頭頂高:13.88m/全幅:14.6m

ジオン自治共和国が開発を行っていたモビルワーカー01式初期型の改良発展型。近接格闘戦などのデータ収集を行うために、パイロット保護を目的としてコックピット周辺の形状が変更されている。また、運用に合わせて前腕部のアタッチメント交換を行うことができるような改良が加えられており、両腕にマニピュレーターを取り付けられる以外にも、さまざまな専用作業パーツに換装することが可能となった。細部の形状変更に加え、宇宙空間での姿勢制御実験に向けた改良が施されているが、基本構造は初期型と大きく変わらず、融合炉の小型化などの課題は残されたままである。格闘実験に合わせて機体のカラーリングが変更されており、マッシュの乗る機体はオレンジで塗装されている。


ジオン自治共和国
モビルワーカー MW-01 01式
後期型(ランバ機)
全高:16.7m/頭頂高:13.88m/全幅:14.6m

ランバ・ラルが搭乗したモビルワーカー01の発展型。モビルワーカーを用いた格闘実験による機体のダメージ値や関節部の負荷値などのデータ収集に使用された。同型のモビルワーカー同士の模擬戦闘によってデータ収集を行うため、目視での識別をしやすいよう後期型の2機はそれぞれ異なったカラーリングが施されている。テストパイロットとして実験に参加したランバ・ラルの機体は青色で塗装されているが、マッシュ機とはカラーリングの違い以外はまったくの同型機である。