宇宙世紀0082年、モビルスーツに関する膨大な資料を保管していたアナハイム・エレクトロニクス社は、それらを編纂する計画「Mobile Suit Discovery(MSD)」を立ち上げた。自社も含めジオニック社、ツィマッド社などが開発していた機体の解析調査が実施され、モビルスーツ開発のクロニクルが体系化されていった。その中に「開発訓練Y-02小隊」に関する記録も残されていた。
モビルスーツの開発ならびに実戦配備を急いでいたジオン公国軍は、パイロット特性の高い兵士を選出し、試作モビルスーツの試験を選任とする「開発訓練Y-02小隊」を創設した。