第3話 ジオン自治共和国
シャア・アズナブル
キシリアが放った暗殺をかわしたシャアは、ジオン自治共和国国防軍士官学校に身分を偽って入学。3回生となった宇宙世紀0077年、地球連邦軍治安部隊を武装解除させる作戦を立案、ザビ家の御曹司ガルマを煽動して決行させる。この事件は、のちに「暁の蜂起」と呼ばれることとなる。


ガルマ・ザビ
眉目秀麗にして学業優秀なザビ家の四男であり末弟。士官学校に入学し、学業と訓練で群を抜く成績のシャアをライバル視するが、やがて友人として認めていく。サイド3を統治する家に生まれたプレッシャーとシャアの煽動が「暁の蜂起」へとガルマを動かし、歴史を回転させるきっかけとなる。


リノ・フェルナンデス
ジオン自治共和国国防軍士官学校に入学する青年。サイド5、ルウム出身。ロジェの息子のシャアとルウムのハイスクール時代に友人だった。そのため、シャアの素性に疑いを抱き、その正体を調べていく。シャアと共に「暁の蜂起」に参戦する。


セイラ・マス
ジオン・ズム・ダイクンの娘、アルテイシア。その素性を隠すため、テアボロ・マスの養女となった。兄キャスバルがロジェの息子シャアと入れ替わって生きていることは知らない。医師を志した彼女は、テキサス・コロニーを離れて学ぶ日々を送っている。



ドズル・ザビ
ジオン自治共和国国防軍の大佐。地球連邦との独立戦争開戦を視野に、ダーク・コロニーで新機軸の人型機動兵器の開発を主導する。その一方で、士官学校の校長も兼任。ガルマが在学時に引き起こす「暁の蜂起」で、のちの妻となる女性と出会う。

ゼナ・ミア
ジオン自治共和国国防軍士官学校に入学する女性。サイド4、ムーア出身。シャアやガルマは同期生。「暁の蜂起」の際には、校長であるドズルを制するようシャアに頼まれた。その時の出会いがのちに彼女の人生を大きく変えることとなる。


ギレン・ザビ
ジオン自治共和国国民運動部部長と政治部部長を兼ねるザビ家の長男。地球連邦からの独立を画策して開戦準備を進める一方、ドズル主導の新型機動兵器開発の遅延に、計画中止を考える。だが、ミノフスキー博士の進言を受け、計画続行を命じる。
デギン・ソド・ザビ
ザビ家の家長で、ジオン自治共和国議会の議長。ジオン・ズム・ダイクンの唱えたスペースノイドの優位を勝ち取るべく、地球連邦からの完全独立を成し遂げるための開戦準備をギレン達に任せていく。
キシリア・ザビ
ジオン自治共和国の親衛隊中佐。父のデギン議長を含む国家中枢の護衛、親衛隊任務の他に、情報機関も統括。帰国を図ったダイクンの嫡男キャスバルを暗殺すべく、乗船した宇宙旅客船の爆破を密かに命じた。



トレノフ・Y・ミノフスキー
ミノフスキー粒子の発見者にして、ミノフスキー物理学の提唱者。ドズルが進めるモビルワーカーの動力用融合炉の小型化に際して、ミノフスキー粒子を応用した技術でブレイクスルーを実現していく。

アムロ・レイ
地球連邦軍の新型機動兵器開発の技術面の責任者であるテム・レイの息子。地球に残った母と離れ、父の仕事に従って宇宙に上がりスペースコロニーを転々としている。次のテムの赴任地はサイド7。